最近の外来の様子2024年5月

4月からの「保育園入りたて症候群」による発熱、ライノ/エンテロウイルスによる発熱、風邪症状、発疹(手足口病など)

は相変わらずみうけられます

 

嘔吐下痢症の胃腸炎が少しずつ増えています~幸い高熱伴わない、嘔吐も五苓散座薬でやり過ごせる

特別な治療薬はないのでクリニックでは、胃腸炎への迅速検査はおこなっていません

 

0-1歳児でRSウイルス感染、ヒトメタニューモウイル感染による細気管支炎も1日数例みられます

~インフルエンザのような特効薬がないため、吸入や鼻汁吸引、去痰剤など対症療法必須

 陥没呼吸がなく、水分経口、排尿があれば前例入院!ではなく家庭でも看護できます

 

目立つのが5,6歳~小中学生のマイコプラズマ肺炎

小中学生+5日程度続く発熱+頑固な乾いた咳(痰は出ない、呼吸音はクリア) 

この場合、レントゲンを撮影してみると4-5月は8-9割の割合で肺炎像が確認できています

スマートジーン(PCR)で時々検査したところ、マクロライド系抗生剤への耐性が無い(変異がない)マイコプラズマ感染となっています

~だからと言ってマイコプラズマ感染もないのに抗生剤、だと後で有効な治療が出来なくなるので注意が必要です~