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りんご病(伝染性紅斑)の流行

りんご病(伝染性紅斑)がクリニック近隣で流行しています

 

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両頬(りんごのように赤い)、両腕、大腿部に赤い発疹が特徴的

 

冬から春にかけて流行( 沖縄も今冬~ということでしょうか)

 

潜伏期間は1~2週間

 

5~9才に最も多い、が成人も罹患することあり

 

感染経路は接触、飛沫感染、ヒトパルボウイルスB19による

 

一般的に紅斑が現れてから診断がつく(回復期)、この時期では感染力殆ど無いので隔離不要

 

ときに、関節炎や関節痛、脳炎、脳症、紫斑病の合併

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登園・登校は発熱もなく、全身状態が良ければOKなんですが、

 

外遊び(日焼け)や暑いお風呂の入浴(痒み生じる)は避けて方がいいでしょう

 

 

他に注意が必要なのは

 

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妊娠初期に罹患すると胎児死亡などおこすことがある、そのため妊婦さんは発熱や風邪症状のある人には近寄らないこと

 

血液の疾患、溶血性貧血の患者さんが罹患すると重症の貧血発作(aplastic crisis)をおこすことがあるので注意

 

全身状態、活気不良の場合には伝染性紅斑による合併症に注意

 

参考

 

伝染性紅斑とは

(IDWR 2004年第23号掲載)より

(IDWR 2004年第23号掲載)